思い入れのあるチームが良い

　『市長杯』決勝Ｔ初戦の相手が決まった。正確に言えば決定ではないが、ディフェンディングチャンピオンの高宮中学校さんか早良中＆田隈中合同チームさんのいずれかである。

　記憶違いでなければ、おそらく合同チームが決勝Ｔへ駒を進めるのは初めて。そして、大会連覇を果たしたチームも無いので、どちらが勝ち上がってもモチベーションは高そうである。

　しかし、個人的には高宮中学校さんと対戦したい。理由は、昨年の決勝戦で悔しい負け方をしたから。また、純粋に魅力のある素晴らしいチームだから（合同さんとの比較ではない）。

　ちなみに、昨年優勝していれば、高宮中学校さん＆下山門中学校さんと並んで同大会最多優勝（２回）に並んだ。しかし、敗れた事で高宮中学校さんが単独トップ（３回）に立っている。

　昨年と今年は違うチームなので、そのようなモチベーションはどうかと思うが、大会目標である｛ベスト８｝を賭けた戦いになる事を考えれば、やはり思い入れのあるチームの方が良い。

　弱気な発言をすれば、「正ＧＫさえいれば優勝も狙えるのに・・・・・」という思いがある。だが、セカンドＧＫが経験を積んだ上で｛ベスト８｝なら、春の本番へ向けて十分に価値がある。

　２回戦以降の事は、現時点で考える余裕が全くない。とにかく、初戦で力を出し切れるように良い準備を進めたい。学年末が終わったら、一気に雰囲気を作って戦闘モードに突入しよう。

前へ進む努力をしてほしい

　進む選手、止まる選手、戻る選手。戻るのは論外であるが、常に進み続けるのは決して容易ではない。大切なのは、目標を本気で達成しようとする決意とそれを活かす為の賢さである。

　考えて、悩んで、行動して、壁に当たり止まるのは問題ないだろう。しかし、反省なく同じ事を繰り返して止まっている選手は、きっと前へ進み掲げた目標を達成する事は一生ないだろう。

　ファルベンイレブンの基本はチャレンジ精神である。飽くなき好奇心と向上心を持って、本気で前へ進む努力をしてほしい。“楽しく全力で”の意味を正しく理解できれば前へ進める。

全学年に良い影響が出るよう努めたい

　１週間前に、新年度から中学１年生となる第１７期生は積極的な選手が多いというような話を書いたが、今日もたくさんの選手が練習に参加してくれた（やはり３学年の練習は楽しい）。

　どうやら、「所属チームの練習が休みの時にはファルベンの練習に参加する」というスタイルの選手が多いようである。今年に限った事ではないが、この状況は本当にありがたい。

　特に、１つ先輩となる第１６期生にとっては、かなり良い刺激になっている。先輩になる自覚と責任感、可愛い後輩がたくさん出来る喜び、そしてライバルが増えるという緊張感。

　とにかく、３学年揃った状態は色んな部分でプラスになる。おそらく、これは今後も続くので、私は監督として全学年に良い影響が出るよう努めたい。毎日の練習が本当に楽しみである。

・・・・・コツコツと。

　忙しい年度末。まだ２月であるが、既にデスクワークが溜まってきている。私は仕事を溜めない主義なので、溜まってきているという事は私の能力以上の仕事量があるという事だろう。

　３月は、『市長杯』決勝Ｔ＆２つのカップ戦があるのでその準備をしなければならないし、４月の『選手権』も同様に今からの準備が大切である。また、登録関係の仕事も山積みである。

　ここからの２ヶ月間は、例年通り幾ら頑張っても仕事が減らない感覚に陥るだろうが、ファルベンイレブンの笑顔を思い出しながら楽しく勤しみたい。今夜も頑張ろう・・・・・コツコツと。

クラブの大会とは異なった良さがある

　『第１２回福岡市長杯中学生サッカー大会』予選Ｌ３日目。“決勝Ｔ進出”を賭けた最終決戦の天気予報は｛曇｝マーク。しかも、２日目に続いて朝から小雨がぱらつく微妙な立ち上がり。

　思い返せば、予選Ｌの３日間は全て微妙な天気だったが、とりあえず大きな問題もなく予定通りのスケジュールで消化できたので良かった（学年末試験の関係で延期は避けたかった）。

　予選Ｌの感想は、「全試合が勉強になったし、多くの選手を起用して戦えたのでとても有意義であった」である。今回に限らず、『市長杯』にはクラブの大会とは異なった良さがある。

　また、正ＧＫ不在の状態で予選Ｌを勝ち抜けた事も大きな自信になった。春へ向けての課題もたくさん見つかったし、第１５期生が目指すサッカーの完成形もはっきりと見えた。

　今後は、『市長杯』の決勝Ｔを経て、２つのカップ戦に臨んだ後、いよいよ本番の『選手権』へ突入する。その全てを充実させる為にも、まずは決勝Ｔで力の限り戦ってもらいたい。