放置するのは勿体ない

　リスタート初日。今日は、新たな目標に向かう為、新たな気持ちで、新たな課題へ取り組んでみたが、想像を超えたパフォーマンスを魅せてくれたので、とても明るい未来が見えた。

　しかし、同時に『新人戦』で結果が出なかった理由もはっきりと確認できたので、良いところを伸ばし、悪いところを改善するという当然のことを、今後もコツコツと積み上げていきたい。

　選手には繰り返し伝えているが、まずは意識改革が必要である。第１８期生は、素晴らしい才能が揃っているので、磨かず放置するのはあまりにも勿体ない。誰か早く気付いてほしい。

焦らず伸ばそう

　練習に取り組む集中力が高い。そして、比例するようにパフォーマンスの質も高い。これが、試合でそのまま発揮できればいいのだが、今はまだそれだけの精神力はないように見える。

　しかし、現時点ではそんなものだろう。むしろ、成長のペースだけで言えば順調である。責任感が芽生えて、それに見合った行動ができれば、きっと精神力もついてくる。焦らず伸ばそう。

ゴール設定を明確にする事

　選手１人１人の個人課題を見直してみた。「これを全員クリアできたらな～」。監督としては、当然このように考えるが、なかなか思い通りに行かない事を知っている（難易度は高い）。

　しかし、最終的にクリアできる事も知っている。問題は、各選手のクリアスピードである。早い選手は、真剣にクリアしようとした選手。遅い選手は、そうしない選手（この差が大きい）。

　クリアのコツは、ゴール設定を明確にする事。｛いつまでに｝。そして｛絶対に｝。これが大切。つまり、意識の高さが全てである。責任感を持つだけでいいと思う。変わるタイミングは今。

絶対に変えてはならない大切なもの

　「これがファルベンというクラブだな～」。今日の練習を終えて、自宅に戻る車の中でしみじみそう思った。ＯＢ＆ＯＧと会うたびに感じる。「正しく成長してくれたな～」と。心から感謝である。

　卒業してもなおファルベンに大きな財産を齎してくれる。自分達がファルベンで学んだ事に、高校や大学で学んだ事を加えて後輩達に還元してくれる。こんな素敵な関係は他に無い。

　来年度に、２０周年を迎えるファルベンＵ－１５。時代の流れと共に、変わって行くものは多々あるが、絶対に変えてはならない大切なものもある。確実に受け継いで行きたい。

きっとダイヤモンド

　今は、まだ原石。私が磨く。自分で磨く。その原石は、きっとダイヤモンド。しかし、大きな輝きを放つのは数ヶ月後。１００カラットだといいな～。その可能性があるだけでワクワクする。