目に光が帯びてきた

　少しだけ、目に光が帯びてきた。大切なのは、今からである。１つずつ、ファルベンイレブンとしてやるべき当たり前のことを確実に実践してほしい。その先にこそ、明るい未来がある。

厳しいが過去最低ではない

　時間を掛けて、第２１期生と新チームの現在地を分析。過去のデータと照らし合わせても、決してワースト記録を更新し続けるような戦力ではない（厳しいが過去最低ではない）。

　やはり、単純に努力不足と責任感の無さが問題だろう。つまり、今からでも十分に加速度的な急成長を見込めるという事である。やるかやらないかは本人次第だが、期待はしている。

目が死んでいる

　目を死んでいる。その時点で、本物のファルベンイレブンではない。明るい未来の為に今があるのに、何故キラキラと目を輝かせて自分の課題にチャレンジしないのだろうか。

　新チームのサッカーは、観ていて全く面白くない。理由は、プレー中の表情が楽しそうではないからである。歴代のファルベンイレブンは、とにかく何でも試せるＴＲＭが大好きだった。

　そして、何よりも心からサッカーを楽しんでいた。もちろん、少なからず本物のファルベンイレブンと呼べる選手もいる。しかし、その人数は半分にも満たない。ただただ残念である。

その差は何か

　『第３４回福岡県クラブユース（Ｕ－１４）サッカー大会』１次ラウンド第２戦。先週の初戦で、公式戦のワースト記録となる［１２失点］を喫した新チームだが、第２戦はどうだっただろうか。

　結果は、ワースト記録を大幅に更新する［２０失点］。ＧＫが不在で、１年生ＦＰが急遽ゴールを守ったこと、相手がＪクラブであったことなどマイナス要因はあったが、それは些末な事。

　過去に、最上級生が［２人］、［５人］、［７人］といった少人数の期もたくさんあるし、九州大会に出場するレベルのクラブとも何十試合も対戦しているが、そもそも２桁失点など殆ど無い。

　むしろ、そのような少人数の期が逆に大金星を挙げて、信じられないほどの素晴らしい成績を残している。その差は何か。答えは、簡単。１人１人の責任感である（本当にその差だけ）。

　自主性、主体性、献身的なプレー、喋りの技術、尽きることのない体力、Ｗチーム、インターセプトなど、歴代のファルベンイレブンが持っていた武器を、現在の選手達は持っていない。

　意識の低さで、チームの成長が止まっている。放置した結果、個人の成長が止まっている。今日は、みんな頑張っていたが、それは当然。重要なのは、その上で何が出来るかである。

春を見据えて挑んでもらいたい

　第２１期生に変化が見られた。一過性のものかもしれないので手放しには喜べないが、変わろうとする意識があることは素晴らしい。継続できれば、春には間違いなく成果が出る。

　明日は、初戦以上に大敗するだろう。しかし、その内容はきっと初戦とは大きく異なるはず。負けてもともとの気楽な試合なので、春を見据えて絶対的強者に堂々と挑んでもらいたい。