“横綱相撲”は取れない

　『選手権』の支部大会が閉幕してから、県大会が開幕するまでの期間は約１ヶ月。本番の熱を一度下げてから再び上げるまでの期間としては最適のようにも思うが何かが引っ掛かる。

　それは、おそらく対戦相手がまだ決まっていないから。ちなみに、県大会の抽選会議は今月の２４日。つまり、開幕の２週間前にならないと対戦相手が分からないという事である。

　これに関しては、各指導者で意見は異なると思うが、私は早く組み合わせが決まってほしいタイプである。何故なら、ファルベンは相手を分析した上で戦術を駆使して戦うチームだから。

　県大会は当然であるが、支部大会ですらファルベンより強いチームばかりので、相手の実力に関係なく「自分達のサッカーを貫いて戦えば絶対に大丈夫」というような試合は殆どない。

　つまり、所謂“横綱相撲”は取れない。もちろん、チームカラーは存分に発揮するが、やはり相手に対応する形じゃないと公式戦の真剣勝負で結果を残す事はかなり難しいだろう。

　とにかく、早く対戦相手は決まってほしいが、それは２４日まで無理なので、とりあえず２週間は自分達のサッカーを磨いて、残りの２週間で対戦相手に勝つ為の練習に取り組みたい。