“魔法”はいくつか知っている

　【優勝】を目指して臨む『市長杯』の予選Ｌ開幕まで約２週間。目標を達成する為の準備は着々と進んではいるが、正直言ってまだ確信を持てるレベルには全く届いていない。

　決してチーム状態が悪いわけではないが、『市長杯』は［５０分］という極めて短い試合時間に加えて、予選Ｌの会場が中学校なのでどうしてもピッチサイズが通常よりも狭くなる。

　その条件下で、頂上へ辿り着くまで確実に白星を積み上げる為には、絶対的に得点力が足りない。もっと正確に言えば、多くのシュートチャンスを作り出す為の守備力が足りない。

　決勝Ｔまでの期間を考えれば、攻守共にかなり大幅な修正をかける事が出来るのだが、２週間後に始まる予選Ｌは、僅か１０日間で一気に７試合を消化するの「あっ」と言う間である。

　更に、くじ運の悪さは今もなお健在で、予選Ｌ敗退の可能性も十分にあるグループに入ってしまっている。しかも、最近のＴＲＭでは、中体連チームに悉く完敗を喫している。

　それでも、目標は【優勝】から変更なし。何故ならば、急速にレベルアップする方法は知らないが、即効性のある“魔法”はいくつか知っている。久し振りに、私も“魅せて”みようかな。