意識の差

　本格的な走り込みをすると、普段から体力強化に取り組んでいる選手とそうではない選手の差がはっきりと出る。一概には言えないが、これはサッカーに対する意識の差と思う。
 
　体力強化は、最も辛く面白くない練習であり、最も重要で絶対に欠かせない練習でもある。そして、その事は間違いなく全選手が理解している。しかし、行動に移している選手は・・・・・。
 
　「重要な事を理解はしているけど辛くて面白くないからやらない選手」と、「辛くて面白くないけど重要な事を理解しているからやる選手」の差。今日は、本当にその差が表れていた。
 
　後者は、「やるからには楽しくやろう」と考えるポジティブタイプが多いので、どれだけ走っても種目ごとに自分なりの楽しみ方を上手に見つけて笑顔で取り組んでくれる。
 
　現在のファルベンイレブンは、辛うじて後者が前者を上回っているという微妙な状況であるが、ポジティブタイプの盛り上げ方が実に至妙なので練習自体はとても活気がある。
 
　もちろん、レギュラーに選ばれるのも後者。どのような状態でも、テンションを下げる事無く練習に取り組める精神力は本当に素晴らしい（単なるランナーズハイだったりして）。
 
　しかし、チームの行く末を決めるのは前者。大切なのは考え方。考え方が変われば全てが変わる。意識改革は、決して難しい事ではない。皆と同じ夢を見る。ただそれだけで良い。