違いは、純粋さだけ

　貴重なオフを返上して緊急出動。第２２期生の保護者様と選手達には、心から感謝したい。しかし、選手達には、とてもガッカリさせられた。理由は、あまりにもイメージと違ったから。

　私は、少人数で成長しなかった期を知らない。また、弱かった期も・・・・・。第２２期生は、劣勢の試合でも、大敗の試合でも、先を見て最後まで目を輝かせる事ができると思っていた。

　覇気が無い、自信が無い、喋らない、指示に対して行動しない。足りないものを数え上げれば切りがないが、最も大切なサッカーを全力で楽しまないことは、ただただ残念である。

　今日は、対戦相手に第１３期生のキャプテンがいた。奇しくも、第１３期生は第２２期生と同じ７名という少人数であった。体格に恵まれない選手が多く、パッと見は実に弱弱しかった。

　しかし、「３年生時には強くなっている」とすぐに確信した。何故なら、自分達が弱い事を正しく理解して、強くなるため、上手くなるために必要な努力を怠らない選手の集まりだったから。

　１・２年生時はどこのチームと対戦しても全く勝てず、ひたすら黒星を重ね続けたが、決して目の輝きを失うことなく、常に全力でサッカーを楽しんでいた（全ての経験を糧にしていた）。

　そして、３年生時の『選手権』では、誰もが予想できなかった【九州大会出場】を果たし、引退大会となる『クラブＴ』では、超強豪クラブを次々に撃破し、【福岡県３位】という成績を残した。

　また、その背中を見て育った第１４期生も、『クラブＴ』で先輩超えの【福岡県第２位】、第１５期生は『選手権』で【九州大会出場】を果たすなど、後輩達にも多大な影響を与えた。

　先週は、僅か５名で『選手権』の【九州大会出場】を果たした第７期生が顔を出してくれた。いずれも、本当にたまたまだが、間もなく主役となる第２２期生の飛躍を予感させるものだった。

　それだけに、今日の第２２期生は残念でならない。第７＆１３期生だけではなく、少人数の期は全てそのような成績を残している。違いは、純粋さだけ。明日から生まれ変わってほしい。