チャンスは転がっている

　今年度は、『新人戦』で｛県大会出場｝を果たせなかったので、『選手権』までの期間がとても長い。しかし、チームのレベルや完成度を考えて春から逆算すると時間に余裕はあまりない。

　現在は、［Ｍ－Ｔ－Ｍ］をひたすら繰り返し、課題を見つけては改善するといった形でチームのレベルアップを図っているが、当然ながら全てイメージ通りに事が進むわけではない。

　とは言え、「全く上手く行かない」、「光が見えない」、「手の施しようがない」という感じは一切なく、どちらかと言えば「ギリギリ間に合うかな～」と言った感じで緩やかに上っている。

　こんな時は、何かのきっかけで一気に上がるものだが、そのきっかけを逃し続けている現状が少々もどかしい。チャンスは毎日のように転がっているので、しっかり掴んでもらいたい。

噂話

　とある４種チームの指導者様から電話が入った。「こんな噂を聞いたけど本当なの？」という質問であったが、「そんな話は誰からも聞いた事がないしどう考えてもデマでしょう」と答えた。

　今回は、即答できるレベルのあり得ない噂話であったが、たまに「聞いた事はないけどもしかしたらあるかもしれない」と思えるまことしやかな話もあるので困る（というよりも少し怖い）。

　「火の無い所に・・・・・」とは言うものの、今回の件も含めて耳に入る噂話は火元が分からない不思議なものばかりである。よもや惑わされる事は無いが、噂話はあまり好きじゃない。

［０］を目指そう

　時期的に仕方ないのかもしれないが、天気も気温も不安定な予報が出ている。とりあえず、雨さえ降らなければ良いのだが、この寒暖差は体調を崩す選手が出そうなので少し怖い。

　何度も書いているが、選手達には「ベストパフォーマンスはベストコンディションから」と常々言い聞かせているので、ファルベンで「風邪をひきました」は最も評価を下げる（怪我も同様）。

　風邪や怪我の予防が出来ない選手は、試合中の危機管理も出来ない。また、何事にも良い準備が出来ない選手は、決して素晴らしいパフォーマンスを発揮できない（オンもオフも）。

　自分がチームスポーツに身を置く選手である事を自覚して、普段の生活から予防や準備を抜かりなく行ってほしい。この時期だからこそ、怪我人＆病人リスト入り選手［０］を目指そう。

今月は修学旅行

　先月は、各中学校で期末テストが行われた為、全員揃った状態で練習を行える日がとても少なかった。そして、今月は修学旅行が入る為、２ヶ月連続でなかなか揃わない状況である。

　しかし、これは毎年の事なので、それが特に困った状況というわけではないが、ファルベンは少人数のクラブだけに、学校行事（テスト含む）が入る時期は少なからず練習に影響が出る。

　とは言え、練習の質が落ちる事は絶対に無いし、“だからこそ”の取り組みも出来るので問題は無い。とりあえず、この状況は来週まで続くので、色々と工夫しながら指導に当たりたい。

感化される事を願う

　２０時半を回った頃、あるクラブの指導者様から電話が入った。この時期は、どこのクラブも気になる体験選手についての話題がメインであったが、私が最も嬉しかったのは次の話題。

　それは、「そう言えば今朝ファルベンの選手を見ましたよ」。そして、「７時頃だったと思うけどランニングをしているみたいでした」と続いた（「選手の意識が高いですね」と褒めて頂いた）。

　夏休みの出来事なら大して驚きはしないが、起きるのも辛いこの時期に体力強化を図る為の早朝ランニングをしていたというのは、我がチームの選手ながらとても感心した。

　私は、自主練習の質が選手の質そのものだと思う。特に、ファルベンでは自主練習の重要性を繰り返し説くので、その選手は［聞く⇒理解する⇒行動する］が実戦できているのだろう。

　何にせよ、これは現在の課題に最も沿った行動なので喜ばしい事である。また、このブログを読んで感化される選手が増えてくれる事を切に願う。意識の高い集団であってほしい。