火曜日の練習［９］

　毎週楽しみにしている“火曜日の練習”。相変わらず、元気で可愛い“火曜日メンバー”であったが、最後の紅白戦では、私を驚かせるパフォーマンスを“魅せて”くれた。

 

　最近は、練習への取り組みや話を聞く姿勢に変化が見られ（もちろん良い方に）、大きく成長している事は感じていた。

 

　しかし、それにしても今日の紅白戦は、少しレベルが高すぎた。特に、チームプレーの完成度は圧巻で感動した。

 

　まだ、低学年なので（２・３年生）、例年であれば個のプレーばかりが目立つはずなのだが、声の掛け方やパスの回し方が抜群に上手かった。

 

　もちろん、現時点でそのような事は教えていない。では、何故このような状態になったのか。原因は、間違いなく“仲間意識”が高くなってきたという事であろう。

 

　文章で伝えるのは難しいが、とにかく「全員でサッカーをしている」のがよく分かる。パスを受ける意識も出す意識も高いので、ボールが面白いように動いている。

 

　また、「ナイスシュート」・「ナイスキーパー」などの褒める声や、「右に出せ」・「シュート打て」などの指示の声も、絶え間なく出るようになっている。

 

　拙いプレーに対して、責めるような選手は１人もいないし、体験の選手も含めて全員が楽しめている。“火曜日メンバー”のチームワークは本当に素晴らしい。

 

　今日の“火曜日の練習”で、「サッカーは、チームワークが大切なスポーツである」とつくづく感じた。今後も特別な事をする気はないが、愛すべき“火曜日メンバー”を大切に育てたい。