言葉は要らない

　いよいよ２学期がスタートした。先輩から後輩へ、大切なバトンが受け継がれる９月。新たな戦いへ向けて、新チームが動き出す１０月。

 

　３年生の引退は、寂しく切ない気持ちになる。しかし、新チームのスタートは、大きな夢と希望に心が躍る。毎年の事であるが、本当に９月は不思議な気持ちになる。

 

　紅白戦では、チームの中心選手である、３年生のキャプテン・副キャプテン・エースストライカーが、驚くほど素晴らしいパフォーマンスを披露していた。

 

　おそらく、残り少ない中学サッカーを、「とことん楽しもう」と心に決めたのだろう。良い意味で何かが吹っ切れたようで、決意と覚悟がしっかりとプレーに出ていた。

 

　きっと、後輩達に伝わっていると思う。そして、しっかりと受け継いでくれるだろう。言葉は要らない。最後まで、“ファルベンサッカー”をプレーで伝えてもらいたい。