悲壮感すら漂わせている

　精神力が弱いこと、技術力が低いこと、体力が不足していること。分かってはいたことだが、今日はその全てを確認したので、ただただ残念で久し振りに情けない気持ちになった。

　これほど、何も持っていない期は過去にない。正確には、持とうとしていないだけであるが、『選手権』で学んだばかりのファイティングポーズを取ることすらできないのは歯痒かった。

　何故、大好きなサッカーを真剣にやらないのだろう。何故、自分の持っている力を出し切ろうとしないのだろう。何故、目を輝かせながらレベルアップする為にチャレンジしないのだろう。

　泣きそうな顔で、悲壮感すら漂わせているのが不思議でならない。サッカーを全力で楽しむのは、そんなに難しいことだろうか。今からでも遅くないと思うのだが・・・・・。変わってほしい。

差が付くのは・・・・・

　悩ましいタイミングで降り出す雨。昼過ぎ頃の感じでは、「このまま練習の時間帯まで持ち堪えるかもしれない」と淡い期待もしたが、さすがに［９０％］の予報通り降ってしまった。

　３年生は、明日活動があるので問題はないが、１・２年生は今日の分をしっかり自主練習でカバーしてほしい。差が付くのは、このような時の行動。高い意識で、練習の虫になろう。

動けば必ず変わる

　月末恒例のプリント配布。さて、上半期は誰が上位にランキングされるか。まだ４月だが、今後の競争がとても楽しみである。同ポジションの選手を意識しながら頑張ってもらいたい。

　また、ロードタイムの推移も大きな楽しみの１つ。３年生が、今からでも本気で努力するか。２年生は、今年度も毎月目標を達成できるか。そして、１年生はどのようなタイムになるか。

　『選手権』の結果を受け、全選手が自分の何かを変える意識を持ってほしい。何も難しい事はない。純粋な気持ちで行動に移すだけ。動けば必ず変わる。まずは、行動ありきである。

成長の証を確認できるように・・・・・

　成長を売りにしているファルベンは、３年生時に臨む大会の成績がかなり優秀である。だからこそ、あまり経験が無い昨日のような結果になると、ショックというよりも驚きが大きい。

　理由は明白なので、そもそも驚くのもおかしな話だが、やはり不思議な気持ちにはなる。とにかく、引退試合では、成長の証を確認できるように頑張りたい。まずは、意識改革をしよう。

今日の敗戦を機に・・・・・

　『第３６回福岡県クラブユース（Ｕ－１５）サッカー選手権大会』福岡支部予選Ｌ２日目。天気、気温共に最高であったが、初日に続いて強風の中での試合となったので難しかった。

　結果は、実力通りの予選敗退。福岡県ＮＯ．１の金星獲得数を誇るファルベンだが、現チームはミラクルを起こせる｛心技体｝の全てが揃っていないので、この結果は納得である。

　救いは、主役の３年生が気持ちを見せたこと。弱気なプレーも多々あるし、何より目標にしているサッカーを公式戦で出す力は無いが、僅かながら熱さは感じたので良かった。

　残念だったのは、２年生。入会時から改善を求めている喋りの弱さが、そのままプレーの弱さに繋がっているし、技術面も放置し続けた代償がここに来てチームの負担になっている。

　まだ、入会から３週間しか経っていない１年生は、過去に幾度もミラクルを起こしてきた歴代の先輩方と同じ雰囲気を既に持っている。そして、間違いなく大きな成長を遂げる期になる。

　だからこそ、２年生には責任感と危機感を持って、出来る努力を最大限してほしい。技術や体力をつけるのは簡単である。ましてや、喋るとか熱を持つなどは努力すら要らない。

　現状打破ができない選手、向上心が弱く克服すべきポイントを放置する選手、そして戦いの場でファイティングポーズを取れない選手は、今日の敗戦を機に生まれ変わってもらいたい。

　正確な日程は分からないが、おそらく引退大会は約５ヵ月後だろう。３年生は、とにかくファルベンスタイルで戦える｛心技体｝をそれまでに備えて、自信を持って最終決戦に臨んでほしい。

　２年生には、引退試合こそ３年生の力になってほしいし、その先にある『新人戦』では、１年生を力強く引っ張れる精神的な強さを身に付けてもらいたい。明日から、また皆で頑張ろう。