幸せ家族

　３連休初日。長男は、子供会の一泊研修で朝から気合を入れて集合場所の雁ノ巣駅へ。奥さんと愛娘は、近所の仲良しグループと共に朝からウキウキしながらスペースワールドへ。
 
　そして、１人残された可哀そうな次男坊。見るに見かねた私は、とりあえず「どこか行きたい所はあるの？」と尋ねてみた。すると、“ＪＵＭＰ ＳＨＯＰ”に行ってみたいと即答。
 
　どうやら、キャナルシティ博多内に、週刊少年ジャンプに登場するキャラクターのグッズを置いているお店があるらしい（友達から話を聞いてどうしても行ってみたいとの事）。
 
　最近の次男坊は、何かに目覚めたのか習い事のスイミングや勉強などに取り組む姿勢がとても素晴らしい（先日行われた進級テストも合格したようだし学校のテストもなかなか良い）。
 
　また、キャナルシティ博多には、無類のラーメン好きである次男坊が確実にテンションを上げるラーメンスタジアムもあるので願いを叶えてあげる事にした（たまにはご褒美もね）。
 
　案の定、入店から退店まで笑みがこぼれっぱなしの次男坊。たくさんキャラクターグッズ（主にワンピース）を買ってもらい、大好きなラーメンをお腹一杯食べたのだから当然だろう。
 
　その他にも、アミューズメントパークでＵＦＯキャッチャーや太鼓の達人など、帰る間際には止めのアイスクリームまで、おかげで私の財布は存在を確認できない程薄くなった。
 
　「来月のお小遣い日までどうやって過ごそうかな～・・・・・」と真剣に悩んでいる私の胸の内など知る由もなく、帰宅後には早速遊び相手を見つけて再び出かける次男坊。
 
　いい気なものだと呆れながらも、奥さんの帰宅時間が分からないので洗濯物を取り込み丁寧にたたむ気の利いた私。更に、頼まれもしないのに夕食までせっせと作る主婦のような私。
 
　１９時を回った頃、次男坊に負けじとたっぷり遊んできて至極ご満悦の奥さんと愛娘が帰宅。まさか夕食が用意されていると思っていなかった奥さまは、言うまでもなく更にご満悦。
 
　次男坊と奥様には感謝の言葉をもらったが、出来る事なら奥様からは言葉ではなく、お小遣いに“色を付ける”という形で感謝を表してもらいたい（奥様～！見ていますか～！！）。
 
　おそらく、長男も今頃は泊りの研修を存分に楽しんでいるだろう。家族が幸せなのは実に良い事である。今後も、仕事が休みの時は家族が幸せになれる環境を出来るだけ作りたい。