縁起の良い【準優勝】

　『２０１２スプリングサッカーフェスティバル』順位別トーナメント。昨日に続き、最高の天気となったので、青春真っ只中の中学生イレブンが存分にサッカーを楽しんでいた。
 
　『ウインターカップ』・『佐賀県東部地区大会』に続き、カップ戦３大会連続【優勝】を目指して［決勝Ｔ］に臨んだファルベンイレブンは、今日も素晴らしいパフォーマンスを魅せてくれた。
 
　まずは、準決勝。対戦相手は、佐賀県中体連の強豪チームである鹿島東部中学校さん。佐賀県３種リーグ１部所属だけあって、試合の入り方や運び方が上手くとても勉強になった。
 
　相手のハイペースに乗せられた形でスタートしたが、それが功を奏したのか高い集中力で試合に臨めたし、そこから自分達のリズムへ持ち込む事も出来たので良かった。
 
　得点シーンも多彩でとても面白かったし、戦術面でも全員が“やるべき事”を理解した上で徹底してくれたので、かなり満足度の高い試合となった（ＦＫの得点は久し振り）。
 
　そして、いよいよ決勝。対戦相手は、福岡県の強豪クラブであるＦＣ花鶴さん。今年に限った事ではないが、とにかく“速い”・“厳しい”・“強い”といった印象のチームである。
 
　こちらも、完全に相手ペースで試合が始まり、序盤から受け身になる厳しい展開となったが、粘り強く戦いながら徐々にペースを戻して後半は互角以上に戦う事が出来た。
 
　しかし、ＦＣ花鶴さんの堅い守備組織を崩して得点に結びつけるという所までには至らず、３年前に出場させて頂いた同大会と同じく【準優勝】という結果となった。
 
　今大会でも、ファルベンイレブンはとても多くの事を学ばせて頂いたが、最も大きな収穫は、強豪チームを相手に公式戦さながらの“雰囲気”と“ノリ”で試合が出来た事である。
 
　更に、｛優勢｝・｛劣勢｝の展開にかかわらず、試合終了のホイッスルがなるまでしっかり戦い抜くことができる強さも確認できた（もう｛お坊ちゃま軍団｝ではないようである）。

　また、守護神、チームＮＯ．１＆２のスピードキング、スーパードリブラーの４名を欠いた厳しいチーム状況でも十分に戦えたという事は大きな自信になったと思う。
 
　あくまでも、今大会の目標は【優勝】であったが、私としては【準優勝】で良かったと前向きに考えている。理由は、「縁起が良いから」である。それは、どういう事か・・・・・。
 
　３年前の第９期生は、今大会で【準優勝】して『選手権』で【九州大会】に出場している。「つまり、第１２期生も・・・・・」とまでは言わないが、何となく悪い気はしない。
 
　１歩足らずの結果に終わったことで、その１歩を埋めるべく明日からまた目標を持って練習に取り組める。そして、今こそ第１２期生が短期間で加速度的に急成長する時である。
 
　この３か月間は、過去に経験がないほど精神的にとても辛い日々を過ごしたが、今大会を境に嬉しい事や楽しい事が一気に増えるような気がする（是非そうあってほしい）。
 
　トップチームだけではなく、セカンドチームにも明るい兆しが見えてきたし、新１年生の初々しいプレーもたくさん見ることが出来た（本当に有意義な２日間であった）。
 
　素晴らしい大会に招いてくださった柏原中学校さんの先生を始め、大会運営に携わった方々や対戦チームのイレブン達に心から感謝して、ここら辺で今夜のブログを終了したい。